10.10.2013

引用


あるいは顔を大空へ振向けて、その輝かしい光明と紺碧の色を、あけひろげた魂の底まで深く吸い込んだり、

したい。

Первая Любовь

10.07.2013

Scarborough Fair

ベンチに座り、サングラスをとる、両耳に突っ込まれたScarborough Fair、空は青く、ベンチも青い、雲は夏と秋の間で行き場を失い、樹々の緑が視界の端を抜けていく、加速する、白い鳩が飛ぶ、背筋を伸ばすこと、姿勢を正すこと、それだけが約束したこと、Scarborough Fair。

季節のかわりめ

にっちもさっちもどうにもこうにも何にもする気が起きなくて、日々謎の衰弱が進む。これはまずいと一念発起し、とりあえず衣替えも兼ね気持ちだけ部屋を片付けた。とはいえ実際には、その殆どが只単に布で覆われてごまかされているだけに過ぎない。このときにちょっといい布を使うと更にごまかされ度は増す。
こういうのを世間では、臭いものに蓋と云う。
当然いつまでも蓋をしてごまかし続ければ、中の腐敗は進む一方である。何の教訓でもない、単なる事実である。
その腐臭に旨味を感じるようになれば、立派なデカダン主義者であろう。残念ながら、己はまだまだその域には達していない。
何もかも季節の変わり目の所為やろう。
そうして諸々の罪を被ってくれる季節の変わり目に感謝したいと思う。