2.28.2016

美味しいパイナップルの二度美味しい売り方

とりあえず 離れたくない 言葉から たとえ話が 書けないときも

肌色の パンプス似合うと 言われても 裸足でいたい 逃走したい

ほんとうは ほんとのことだけ 話したい 何がほんとか 分かっているはず

なぜかしらん 定型が ないと綴れぬ 気分の問題

俳優に スカウトされかけ 戸惑うも 血迷い切れず 我ここに在り

思い出を 上書き上書き するうちに いまの時制が 分からんくなり
 

スニーカー かっこいいねと 褒められて 照れる靴下 親指ちらり

テクニック んなもん要らん 激情と センスが全てと 啖呵切りたい

背筋だけ 伸ばしていなさい それだけを 守っていたら 間違いないと  





9.06.2015

9月のこと

あなたたちは、わたしのステップの踏み方が著しく激しいことに苛立ちを隠すことができない。

眈々と、淡々と踏み鳴らす音に、耳を塞ぐこともできなければ開くこともできない。

それからわたしは9月に入って益々睡眠不足を補うことができない。
今後益々の活躍に期待をかけることもままならない。


あなたは世界的メンタルの強さを誇ってる。
何にも打ち砕かれたことのない鋼の心臓を毎週末ジムで鍛えては磨き上げてる。

一方あたしは日本的メンタルの弱さを誇ってる。
何からも打ち砕かれまくるガラスの心臓を毎週末粉々に砕いては履いて捨ててる。

10.10.2013

引用


あるいは顔を大空へ振向けて、その輝かしい光明と紺碧の色を、あけひろげた魂の底まで深く吸い込んだり、

したい。

Первая Любовь

10.07.2013

Scarborough Fair

ベンチに座り、サングラスをとる、両耳に突っ込まれたScarborough Fair、空は青く、ベンチも青い、雲は夏と秋の間で行き場を失い、樹々の緑が視界の端を抜けていく、加速する、白い鳩が飛ぶ、背筋を伸ばすこと、姿勢を正すこと、それだけが約束したこと、Scarborough Fair。

季節のかわりめ

にっちもさっちもどうにもこうにも何にもする気が起きなくて、日々謎の衰弱が進む。これはまずいと一念発起し、とりあえず衣替えも兼ね気持ちだけ部屋を片付けた。とはいえ実際には、その殆どが只単に布で覆われてごまかされているだけに過ぎない。このときにちょっといい布を使うと更にごまかされ度は増す。
こういうのを世間では、臭いものに蓋と云う。
当然いつまでも蓋をしてごまかし続ければ、中の腐敗は進む一方である。何の教訓でもない、単なる事実である。
その腐臭に旨味を感じるようになれば、立派なデカダン主義者であろう。残念ながら、己はまだまだその域には達していない。
何もかも季節の変わり目の所為やろう。
そうして諸々の罪を被ってくれる季節の変わり目に感謝したいと思う。





9.30.2013

ビリーブとディペンドのちがい

秋風に、蝉の亡骸が一掃された。つまり、夜、足元を意に介することなく、走れるようになってきた。
だがしかし飲んだくれは3キロ過ぎたあたりで胃からナニカが上ってきて、辛かった…

試験モノは、締切とは違う妙な達成感に次ぐ解放感がある。締切はいくら死守しようとも入選する可能性は低い。だがしかし出せば可能性はゼロではない、出さなければゼロである。

幾らか夢見がちで危うい中2メンタルを抱え込んでいたとしても、わたしは基本的にはデカダンの美学は持ってはいない。極力、現実に強くありたいと願って生きてきたし、いつまでもメソメソして動けなくなったら、それは信じていないことになるではないか、自分のことも、あなたのことも。自分がサファリングして、誰かの苦しみが軽くなるなら、いくらでも泣き続けよう。でもそれは、そんな、何かに寄っ掛かっていないと、なくなってしまうようなものなんでしょうか、ちがうでしょう。









9.26.2013

食気

ビスコばかしようやっと食い散らかしまして、どんだけつよくなりたいの